Eee PCの日本仕様

ASUSTeK製ミニノート Eee PCが売れているそうだ。お値段は49800円。数字だけ見るととても安く感じる。

台湾やアメリカで発売されているEee PCはOSがLinuxである。だが何故か日本版はWindows XP Home Editionが採用された。このEee PCは0スピンドルでHDDは搭載されていない。HDDの代わりに搭載されているのはSSDなのだが、まだ高価であり、容量はたったの4GBだ。おまけで4GBのSDHCメモリーカードが付いてくるそうだが、システムドライブの領域が増える訳ではない。Windows XPもSP3の声を聞く。OS関連のファイルで4GBのSSDは満たされてしまう感じである。なお、このSSDはマザーボード直付けらしく、容易に取り換える事はできないそうだ。

ディスプレイに関しても800×480ドットと縦方向がかなり寂しい。最近ではディスプレイサイズの向上により、横方向ですら1024ドットを想定しているであろうレイアウトのwebも多い。もっとも広告枠で費やされている事がほとんどだが…。そんな横方向はいいとしても、縦方向に狭いのはいくらスクロールができるとはいえ、一度に見る事のできる領域が狭いという事なので場合によっては困る事もあると思う。

ASUSTeKではこのEee PCを「モバイルインターネットデバイス」という位置付けで展開しているようで、実際に4GB程度のSSDではそれ以上の事はできないだろうし、ともすれば容量いっぱいになってしまい何をしたらいいのかわからなくなるユーザーも出てくるんではないか、と思ってみたり。

小さく軽い(1Kgを割り、0.92Kgだそうだ)のはいいのだが、これ一台であれもこれもと欲張らず、webとメール程度と割り切らないと使っていて不満が出るだろうなぁ…。出先からのリモートには便利そうではあるが。

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