Phenom9900(2.6GHz)のTDPは140W

ここ最近ではCPUコア単体のクロックを上げにくくなっている事もあいまって、3GHzを超えるクロックを聞く機会が少ない。Prescottも当初は10GHzという大風呂敷を敷いた訳だが、リーク電流の問題等であえなく撃沈。個人的には効率が悪い分、クロックを上げてカバーするアーキテクチャだったPentium4は好きではない。マーケティング的にも高いクロックを誇示できた方がうまみがあった訳で。

だがしかし。

ハイエンドの製品なのかどうかわからないが、AMDのクアッドコアCPU「Phenom」。「9500(2.2GHz)」や「9600(2.3GHz)」といった既に発売済みの製品については3万円弱とまぁそれなりに値ごろ感のある価格で販売されているのだが、それらのTDPは95W。決して低い数値ではない。

現在、未発表(来年には発売されるらしい?)の9700(2.4GHz)でTDPは一挙に125W(の予定)らしく、その上のクロックとなる9900(2.6GHz)に至っては、TDP140Wの予定らしい。

CPUコア単体のクロックを上げるのが難しい状況で、デュアルコア、クアッドコアといったマルチコア化で処理能力を上げるというアプローチもわかるのだが、TDPが100Wを超えてしまうと、それはそれで購入を控えてしまう層もそれなりにいるんじゃないのかな、と危惧。まぁ余計な御世話、な訳だが。

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