openSUSE10.3からopenSUSE11.0へアップグレード #2

アップグレード後、概ね順調に動いているopenSUSE11.0ではあるが、前回書いたように何点かマイナートラブルがあり解消できていなかった。

まずcactiだが、perlモジュールはcacti自身が必要としていた訳ではなく、スクリプトベースのデータソースが必要としていただけであった。よく考えればわかる事だが、cactiはphpで書かれている…。やはり、冷静になって考える事は必要だ。

ログファイルに吐き出されているエラー「SNMP Time was not numeric」からwebを漁ってみるが該当するような内容のものはない。コマンドラインからsnmpwalkやmrtgを実行してみてもエラーにならず、もはや何が悪いのか見当がつかない。

apacheのログファイルに「ファイルがない」旨のエラーが記録されていたのは知っていた。それはrrdtoolのrrdファイルだったのだが、そんなものはcactiが生成するもんだろうと思い、cactiの動作や設定を散々疑ったのだが、どうにも間違っているようには見えない。もうお手上げか?

しかしよ~くみるとrrdファイルの生成場所としてのディレクトリ、/var/lib/cacti/ ではなく、/usr/share/cacti/rra/ となっている。設定ファイルでrrdファイルを置くディレクトリを変更する項目はなさそうに見える。これは…。バージョンが上がった事でデータディレクトリの変更があったのだろうか? 取り敢えず、/usr/share/cacti/rraディレクトリを作り、/var/lib/cacti/にあったファイルを/usr/share/cacti/rra/に移動する。

………。

どうやらこれが原因だったようだ…。もっと早い段階で気づけば、と思いつつもこの程度の事は(cactiの)アップデータで処理してくれよとも思ったり。

マウスカーソルの方は /etc/sysconfig/windowsmanager で MOUSE_CURSOR=”Industrial” と設定されていたのだが、そんなディレクトリありゃしない…。だが、その設定を標準値?に変更してもvnc経由ではマウスカーソルは表示されず、こちらは相変わらず、である。GUIはほとんど使わないからまぁいいのだが…。vnc設定で「ローカルカーソル表示」でお茶を濁せるし…。とはいえ、解決しないとどうにもすっきりとしないのだが。

そんなこんなで、openSUSE11.0は概ね順調である。

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