インターネットへの接続が突然切れた。まずは工事・故障情報を見ようとインターネットが駄目ならフレッツスクエアはどうだ?と地域IP網を試してみるも、こちらも応答なし。
ルーターのネットワークインターフェイス再起動やPPPoEの再起動をするも効果なく、本来グローバルIPが割り当てられるであろうインターフェイスにはプライベートIPが。
「えぇ、まじかよ」と思いつつONUを確認してみると、赤く点滅を繰り返すLEDが2個。更に寄って見るとSTATUSとFIBERという表示がされていた。その2個は微妙に点滅パターンは違うが、赤点滅は大抵トラブルを表すパターンだ。
今日は日曜日。しかもただの日曜日ではなく、年末、晦日じゃないか…。これは下手をすると復旧は年明け三が日以降か…。ファイアウォールのログが4時6分で止まっているので、その辺りの時間で接続できない状況に陥っていたようだ。
まずは肩慣らし程度に携帯電話でGoogle。検索語句を入力するのが激しく手間である上に、検索結果表示も携帯の液晶サイズでは見通しが悪い。それでも無いよりは全然ましだ。
いくつかのサイトを見る限りは、やはり限りなく故障のようだ。しかも機器の故障よりは光ファイバ周りのトラブルの可能性が高いようだ。
余談だが、うちは宅内に光ファイバケーブルが出ていない。工事の人の親切で、あろうことかONUは断りもなく壁に直付け。誰が壁にねじ止めしていいって言ったよ…。よって、ケーブル異常の場合、自宅に近い側で問題があるとすれば外から壁を通しての引き込み部分くらいであって、ただそこは当然ながら外から見える所ではないので様子はわからない。自分でできそうな事はないようだ…。
と、携帯電話でwebを見ていても、あるいは気長に年明けを待ってみても仕方ないので、取り敢えずフレッツの故障受付ダイアルに電話してみる。ここで「本年の営業は終了しました」というテープが流れてきたら終了。次にこれも駄目もとで113か、面倒くせえと思いつつガイダンスの操作をし、しばし待っていたら取り敢えずは人が出た。後で気づいたのだが、人が出てくれる時間は午前9時からとの事で、運良く9時を少し過ぎた頃に電話をしていた。
やたらと腰の低い男性にLEDの点滅を伝えると、まずはNTT側から回線試験をしてみるので5分10分待ってください、との事。ここで一旦電話を切る。
なお、電話する際は「開通のお知らせ」を手元に用意しておくといい。この故障受付の番号(0120-242751)も載っているし、COP番号を尋ねられる事になるだろうから。webを検索してもなかなかこの故障受付の番号を導き出す検索語句はないようなので(ひかり電話、がやたらとヒットする)。
ほどなく折り返しの電話がかかってきて、試験結果も異常だという事で「うへ、年明けコースか…」との思いが頭をよぎったが、経路上の回線確認やNTT側装置、宅内装置の確認等、今日やってくれるみたいな話をしている。「ほぉ、こんな時期でも(それに年末というのを度外視しても今日は日曜日だ)やるんだ」と感心しつつ、流石に年末なので人が少ないそうで、お宅にお伺いできるのは午後になりそうとの事。それは全然構わない旨を伝え、ここでまた電話を置く。
が、ちょっと待て。部屋汚いじゃないか…。という事で、予定外の大掃除をする事に…。
だが、午後にはまだ余裕のある時間なものだからシャワーを浴び、なんとなくだらだらと過ごしていたら11時過ぎに電話が。件の故障受付からだ。「点検・修理に出る前に、局内装置の交換をしてみたんですが、技術の者がこれで直っていないかとの事で確認して欲しい」との事だった。
ONUを見ると、先程までタイムリミットが近いウルトラマンよろしく赤く点滅を繰り返すばかりだったLEDが緑(正常)に戻っている。ONUのLED点滅は無くなった旨を伝えると、インターネット接続ができるかも確認して欲しいとの事。
早速PPPoE用のインターフェイスを再起動。仕方なくプライベートIP設定されてしまっていた当該インターフェイスのIPがグローバルIPに変わる。クライアントマシンでの確認もOKだ。
元に戻った旨を伝え、更には年末、晦日というこの日に手早く対応して頂いた事への感謝の意を伝え電話を切った。最後まで腰の低い故障受付の男性であった。
突っ込んでは聞かなかったのだが、局内装置という事はOLTブレード(PON-IF)だったのだろうか?
という訳で、大掃除をする機会を与えて貰った?のに、掃除をする事なく過ごすいつもの日曜日となり、ちょっと拍子抜けしたトラブルであった。