Google ChromeとSymantec Endpoint Protection(SEP)

2008/9/5 computer

Symantec Endpoint Protection(以後SEP)が動いている環境下では「アプリケーションを正しく初期化できませんでした (0xc0000005)。[OK] をクリックしてアプリケーションを終了してください。」というエラーダイアログが表示され、肝心のGoogle Chromeのウィンドウ内でも泣き顔アイコン？が表示され、いかなるURLも見つからない事になってるエラーとなってしまう現象が発生している(下のスクリーンショット)。

一方で「SEPはアプリケーションキラーだ(SEPが悪い)」という意見もあれば一方で「Chromeのパッチを一刻も早く！(Chromeが悪い)」という意見もあり、現状では各コミュニティが混沌とした感じで面白くもある(2008.9.6 アップデートがかかり0.2.149.29 ビルド1798となったが状況変わらず。当初は0.2.149.27 ビルド1583)。

しかし。

動かない様を見ても現実にはちっとも面白くない訳で、動かす方法を模索してみる。で、動かす方法としては主に下記2点に集約できそうだ。

SEPのアプリケーション監視を無効にする (レジストリ操作)
Google Chromeのsandboxを使用しない (オプションパラメータ指定)

乱暴な所ではSEPをアンインストールしちまえ！みたいなものも見受けられたが、流石にそれはできないだろう。SEPがインストールされている＝十中八九企業ユーザーだろうから。

上の二択なら、取り敢えず選ぶのは (2) だろうか。起動用のショートカット等に –no-sandbox を追加するだけなので、簡単なうえにPC全体のセキュリティの低下もなく安心感が高い。

ただその場合、Google Chromeの特徴と言える？sandbox機能が(恐らく)働かないのだろうから、それを期待するむきには向かないかも知れないが。

まだまだ各所で詰めが甘い感がするが、これからどれだけ熟成するかによって乗り換える人が増えるんだろうな…。